引っ越しをスムーズに進めるためには、やるべき準備や手続きをしっかりと整理しておくことが大切です。
「何とかなるでしょ」
という安易な気持ちで当日を迎えてしまうと、後悔することになります。
この記事では、引っ越し前後にやるべき準備や手続きなどを詳しく解説していますので、引っ越しを間近に控えている方は是非最後までチェックしてみてください。
引っ越しが決まった後にやるべきこと5選
まずは、引っ越しが決まった後にやるべきことについて、詳しく見ていきましょう。
・・不用品の処分
引っ越し先が決まったら、少しずつ不用品を処分していきましょう。
そうすることで、運ぶ荷物が減り、引っ越し費用を抑えやすくなりますし、新居での片付けの手間も省きやすくなります。
不用品の処分方法としては、
・リサイクルショップに出す
・不用品回収業者に出す
・フリマアプリを活用する
など、様々な方法がありますので、自分に合った方法で処分していきましょう。
・・業者やレンタカーを手配する
引っ越し先が決まったら、できるだけ早い段階で業者やレンタカーを手配するようにしてください。
引っ越し業者を利用する場合は、複数業者に見積もりを取って、比較してみると良いでしょう。
業者やレンタカーの手配は、新居が決まった段階ですぐに行うべきと言えます。
万が一、業者の手配やレンタカーの手配を忘れてしまうと、
・直前予約で料金が割高になる
・予約がいっぱいで引っ越しができない
というようなトラブルに繋がる可能性もありますので注意が必要です。
・・今住んでいる物件の解約手続きをする
賃貸物件に住んでいる場合は、新居が決まった段階で解約手続きを行いましょう。
物件によって異なりますが、1か月前までには連絡を入れることになっていると思いますので、契約書をよく確認しておいてください。
万が一解約手続きが遅れてしまうと、家賃の支払いが増えてしまう可能性がありますので、すぐに手続きを行うことをおすすめします。
・・駐車場の契約やインターネット契約を行う
今住んでいる物件で駐車場も契約している場合は、物件の解約と同時に解約の手続きをしておくことがおすすめです。
マンションやアパートの駐車場を利用している場合は、お部屋の解約と同時に行えることも多いですが、近隣の別の駐車場を契約している場合は、お部屋の解約とは別で手続きを行う必要がありますので注意しましょう。
駐車場の解約についても、1か月前の連絡が基本となっていますので、早めに手続きをしてくことがおすすめです。
車庫証明の住所変更は、引っ越し後15日以内に管轄の警察署で行うことになりますので、覚えておいてください。
インターネットの解約と新規契約についても、このタイミングで行っておくことがおすすめです。
近年流行りの工事不要Wi-Fiでも、新居に持っていく際には住所変更の手続きが必要になります。
住所変更をせずに新居でしようすると、通信制限をかけられる場合がありますので忘れずに行っておきましょう。
・・電気ガス水道の手続き
続いては、電気ガス水道の開始と停止の手続きです。
近年では、電力自由化が進んでいますので、電気代が高いと感じている場合は乗り換えを検討してみると良いでしょう。
新居でも今と同じ電力会社を使う場合は、住所変更の手続きと、停止日、開始日の確認をするだけで手続きが完了しますので、そこまで難しくありません。
電力会社を切り替える場合は、今使っている電力会社へ解約の連絡をしたり、新規電力会社と契約をしたりする必要がでてきますので、少し手間がかかります。
ガスについては、入居と退去時に立ち合いが必要です。前もってご連絡してください。またご入居時には保証金のお支払いがございます。こちらは退去時に解約時の費用と相殺されます。
引っ越し直前にやるべきこと6選
続いては、引っ越し1か月前から1週間前までにやっておくべきことを紹介していきます。
・・梱包資材の準備
引っ越し1か月前を目安に、梱包資材の準備を始めましょう。
・段ボール
・ガムテープ
・養生テープ
・新聞紙
・ビニールテープ
上記資材は最低限用意しておくべきです。
引っ越し業者によっては、これらの梱包資材を無償提供してくれることもありますが、自分で用意しなければならないこともありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
・・荷造り
梱包資材がある程度揃ったら、使用頻度の低い物から段ボールに詰めていきましょう。
例えば、
・使わない洋服
・使用頻度の低い食器
・本やCD
などは、毎日使うものではありませんので、早めに詰めてしまった方が良いでしょう。
段ボールに荷物を詰める際は、
・食器類
・本、CD
・洋服(冬物)
という形で、何が入っているかわかるようにマジックペンで中身を明記しておくようにしてください。
・・各種手続き
少し面倒くさいのですが、引っ越しに伴う事務手続きについても早めに済ませておいた方が良いです。
具体的には、
・転出届
・転居届
・印鑑登録
・郵便物
などの手続きです。
これらの手続きを早めに進めておかないと、引っ越し後に大変な思いをすることになりますので、手が空いた時に少しずつ進めておくようにしましょう。
・・お世話になった方への挨拶
これまでお世話になった方への挨拶もできるだけ早めに済ませておくことをおすすめします。
直前に挨拶をする形でも全く問題ないのですが、引っ越し前日や当日は何かとバタバタしてしまいますので、全員に挨拶できなくなってしまうこともあります。
普段付き合いがなかった場合でも、引っ越し当日は自宅前にトラックが止まったり、荷物の搬入出作業を行ったりしますので、トラブルを防止するためにも簡単に挨拶を済ませておきましょう。
・・旧居の掃除
旧居の掃除については義務づけられているわけではありませんが、あまりにも汚い状態にしてしまうと、クリーニング費用を追加で請求される可能性が高くなります。
入居者には、原状回復をする義務があり、部屋を汚しっぱなしにしてしまうと、負担範囲が大きくなってしまうのです。
水回りや壁、床などを綺麗に掃除してから退去の手続きを行うことで、基本清掃料のみで退去できたり、敷金が丸ごと返ってきたりする場合がありますので、できるだけピカピカの状態にしておくことをおすすめします。
・・新居の掃除
新居に引っ越す前に、掃除と下見を行いましょう。
掃除や下見を行って、小さな傷や不具合を確認し、事前に写真を撮っておくことで、不当な請求を受けずに済みます。
万が一下見の段階で大きな傷や不具合が見つかった場合は、できるだけ早く管理会社に連絡を入れるようにしましょう。
引っ越し後にやるべきこと5選
最後に、引っ越し当日~引っ越し直後にやっておくべきことについて、詳しく解説していきます。
・・電気ガス水道の閉栓
引っ越し当日になったら、電気ガス水道を閉栓します。
手続きについては事前に済ませてあると思いますので、当日行う作業は特にありません。
ただし、先ほども解説したように、ガスの閉栓には立ち会いと精算が必要になる場合がありますので、事前にガス会社に確認を取っておきましょう。
・・近隣に挨拶
新居への引っ越しが完了したら、近隣に挨拶をしましょう。
アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる場合は、上下左右の部屋に挨拶をしておくことがおすすめです。
一軒家に引っ越した場合は、自宅を取り囲んでいるお宅全てに挨拶をしておくようにしてください。
また、近隣への挨拶はかなり慎重に行わなければならず、マナーがなっていなかったり、時間帯を間違えてしまったりすると、警戒されてしまったり、相手に不快な思いをさせてしまったりすることがあります。
引っ越し直後の挨拶については、下記ページにて詳しく解説していますので、是非チェックしてみてください。
https://g-rooms.net/blog/aisatsu/
・・役所での手続き
続いては役所での手続きです。
現住所と市区町村が異なる場合は、「転入届」を提出しなければなりません。
基本的には引っ越してから14日以内に提出することになっていますので、早めに行っておきましょう。
場合によっては、
・印鑑登録
・国民健康保険の加入
・国民年金の住所変更
などが必要になることもありますので、やるべき作業や手続きを事前に確認しておいてください。
・・荷ほどき
引っ越し当日に全ての荷物を片付けるのは中々難しいです。
そのため、使用頻度の高い荷物から徐々に整理していき、生活できる環境を構築していきましょう。
全ての荷物が整理できたら、段ボールを処分しなければなりません。
使い終わった段ボールは、ビニール紐などでまとめて置き、住んでいる地域のルールに沿って処分してください。
・・銀行口座、クレジットカードなどの住所変更
引っ越しがある程度落ち着いたら、
・銀行口座
・クレジットカード
・保険会社
・携帯電話会社
などに連絡を入れて、住所変更の手続きを行いましょう。
近年では、ネットで簡単に住所変更が行えるケースも多いため、空いた時間を使って少しずつ進めておくことをおすすめします。
「住所変更は時間ができた時でいいや」
と考えている方も多いですが、住所変更をしていなかったばかりに、利用したいサービスが利用できなくなってしまうこともありますので、面倒くさいかもしれませんが早めに行っておきましょう。
まとめ
引っ越し前後の手続きや準備というのは意外と大変です。
中には、
「何とかなるでしょ」
「時間ができたらやればいいや」
と考えている方もいますが、やるべき準備や手続きをリスト化して、少しずつ進めておかないとスムーズに引っ越しが行えなくなることがあります。
土壇場で焦ったり、引っ越し後に後悔したりしないためにも、今回紹介した「やることリスト」を参考にしながら準備を進めていきましょう。